「コバート・アフェア」 - TVシリーズ (シーズン3、10話)

NBC / USA Network

「私たちはまず、『コバート・アフェア』のための大規模なロケを共同で行うために、ブダペストのProgressive Productionsに依頼しました。予定されたシーンは主演俳優による長い対話、カースタント、武器、車両基地のような特別なロケ地といった要素を必要としましたが、制作は本当に順調に進み、とても素晴らしい経験になりました。」
Rajeev Dassani - インターナショナル・プロデューサー, Master Key Productions (ロサンジェルス)

「コバート・アフェア」の2つのエピソードは、それまで私たちが経験してきたジャンルの幅を広げることができた最初の制作プロジェクトです。「コバート・アフェア」の制作に関わる前、私たちはいくつかのCMやスチール撮影を制作してきましたが、テレビドラマの仕事は経験したことがありませんでした。その上、「コバート・アフェア」はその当時アメリカで最大の夏季のテレビドラマのひとつであり、アメリカのケーブルネットワークで放送されました。

制作チームはモスクワの設定で撮影できる都市を探していました。ちょうど同時期に、「ダイ・ハード/ラスト・デイ」が同様にブダペストをモスクワに見立てて撮影されていました。この事実により、彼らはブダペストのポテンシャルを確信しました。また、制作チームはここブダペストでアクションシーンの撮影を行うという、例外的な判断を下しました。それまで、彼らは海外でアクションシーンを撮影するというリスクを冒してこなかったからです。

アメリカの「コバート・アフェア」のこのエピソードでは、ブダペストはモスクワに扮し、多くのアクションシーンがここで撮影されました

このエピソードでのカーチェイスの撮影のために、私たちはドナウ川沿いの道路(ブダペストで最も混雑した道路のひとつ)を2キロにわたって封鎖しました。このシーンでは、パイパー・ペラーボ演じる主役のアニーが、高級ベンツに乗っているであろう裕福なロシアのスパイを探しだし、先回りしてスパイクストリップで車を止めようとします。

パイパー・ペラーボ演じるキャラクターは、このカーチェイスのために封鎖された川沿いの2キロの区間において、スパイクストリップを用いてベンツを停車させました

ハンガリーには一流のスタントのプロが揃っていますから、私たちは、たいへん優秀なスタントドライバーを呼び寄せることができました。このドライバーは、車を接触させることすらなしに素晴らしいスタントをこなすことができます。それでもこの撮影には簡単なものではありませんでした。というのも、2日にまたがる撮影において、道路を封鎖出来たのは1日だけ、そして女優を撮影できたのは別の1日、というわけで別々の撮影日において、シーンの連続性が確保できるように車を正確に同じ方向に滑らせなければならなかったからです。

このカーチェイスのためにハンガリーの一流のスタントドライバーが起用されました

私たちの成功はパイロテクニクスに拠る部分が大きいと言えるでしょう。というのも、ほとんどのシーンに銃撃戦が含まれていたからです。私たちは様々な種類の本物の(しかしもちろん発砲できないようになっている)銃火器を提供しました。私たちはこのような激しいアクションの連続するシーンの撮影をブダペストの列車駅で行いました

迫真的なアクションシーンのために、様々な種類の(発砲できないよう処理された)銃火器を提供しました

この制作プロジェクトでの大きな困難は、「コバート・アフェア」の撮影用セットはカナダにあり、私たちは屋外のシーンをブダペストで撮影しなければならなかったということです。これによって引き起こされたシーン間の連続性の問題を解決するために、アメリカの制作チームおよび美術部門と緊密に連絡を取り、台本通りに制作を遂行しました。

Master Key Productions や NBC Universalのような素晴らしい制作会社やスタジオと仕事をした全ての瞬間は、私たちにとってかけがえのないものでした。

コヴァート・アフェアのメイキング ――フォトギャラリー

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info@progressiveproductions.eu

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