ハンガリーで撮影

替え玉ロケ地としてのブダペスト

ブダペストをパリやベルリン、モスクワに見立てて撮影してきたハリウッド映画

過去20年においてブダペストの映像業界は花開き、毎年より多くの国際的制作プロジェクトがブダペストを、そして私たちProgressive Productionsを訪れます。世界中のクリエイターが制作プロジェクトの撮影地にブダペストを選ぶのは決して偶然ではありません。


ブダペストの特徴は、都市の一部を、ベルリン、パリ、ローマ、モスクワ、ウィーン、サンクトペテルブルク、ブエノスアイレスといった、他のヨーロッパの都市に似せることができるということです。ブダペストは、いくつかの映画において、これらの素晴らしい都市を演じてきました。

過去20年においてブダペストの映像業界は花開き、毎年より多くの国際的制作プロジェクトがブダペストを、そして私たちProgressive Productionsを訪れます。世界中のクリエイターが制作プロジェクトの撮影地にブダペストを選ぶのは決して偶然ではありません。


ブダペストの特徴は、都市の一部を、ベルリン、パリ、ローマ、モスクワ、ウィーン、サンクトペテルブルク、ブエノスアイレスといった、他のヨーロッパの都市に似せることができるということです。ブダペストは、いくつかの映画において、これらの素晴らしい都市を演じてきました。

この都市のノスタルジックな雰囲気は、微々たる変更を加えるだけで、ほとんど全てのヨーロッパの都市に見立てることができます。

モスクワでのハードなアクションシーン

「ダイ・ハード/ラスト・デイ」のいくつかのシーンはハンガリーの首都で撮影されました。ブルース・ウィリスは、アンドラーシ通り、自由広場、および英雄広場の路地といったブダペストの通りにおいて危険物を身につけました。


また、ブルース・ウィリスは、数人のロシア人との格闘や、カーチェイスをバロシュ通りで行い、また素晴らしい国立歌劇場の裏では爆発物を爆発させました。この映画はモスクワが舞台でしたから、これらの通りはロシアの首都に扮して撮影されました。ブダペストの雰囲気はモスクワやロシアの雰囲気とたいへん似ています。これは、歴史上のいくつかの相似点によって説明できるでしょう。

「私はハンガリーを愛していますから、ハンガリーを幾度となく訪れました。…ブダペストは美しい街です!豊かな歴史を持つこの街で、映画『レッドブル』の一部を撮影しました。」

アーノルド・シュワルツェネッガー

ブダペストはアーノルド・シュワルツェネッガーとジェームス・ベルーシ主演の1988年の映画、「レッドブル」でもモスクワに見立てられました。ブダ城の階段では、シュワルツェネッガーが麻薬を密売するマフィアの構成員たちを捜索するシーンが、ルカーチ温泉では、いつものようにシュワルツェネッガーが悪人を殴りつけるシーンが撮影されました。


私たちProgressive Productionsはブダペストがあの素晴らしいモスクワに扮している、USAネットワークの人気夏番組「コバート・アフェア」の2つのエピソードの制作に携わりました。.

パリでのアクション、歴史、そしてロマンス

2005年にアカデミー賞5部門にノミネートされた、スティーヴン・スピルバーグ監督の「ミュンヘン」において、歴史あるアンドラーシ通りは70年代のパリおよびローマに見立てて使用されました。「ミュンヘン」のプロダクションデザイナーであるリック・カーターによると、ブダペストは制作チームが知るうちで最もパリに似た光景のある都市だということです。この他、ブダペストのマリオット・ホテルはロンドンとして、プシュカーシュ・スタジアムは40年代のミュンヘンとして使用されました。

リック・カーターは、この「最高のパリ」のすぐ近くに「最高のローマ」を発見できたことを述懐しています。


奇妙に聞こえるかもしれませんが、ロバート・パティンソンはまったく同じ通りで女性を誘惑していました。19世紀のパリを舞台とするロマンス映画「ベラミ 愛を弄ぶ男」では、パティンソンは魅力的な記者を演じ、ユマ・サーマンのような女性を次々と誘惑しました。


ブダペストの最も優れ、また最も評判の良い資質は、パリに扮することができるということでしょう。ロマンティックで時代がかった建物と、ノスタルジックな雰囲気は、19世紀および20世紀のパリを想起させます。

ちなみに、ラブコメ映画「恋するモンテカルロ」では、現代のパリに見立てての撮影が行われました。

ブエノスアイレスでの歌声

最初にブダペストで撮影されたアメリカの長編映画のひとつに、1996年のアラン・パーカー監督によるカルト・クラシック、「エビータ」があります。主演のマドンナは、アルゼンチンのファーストレディであり、有名な女優であるエビータ・ドゥアルテを演じる際に、アンドラーシ通り、ブダペスト東駅のメインホール旧最高裁判所の壮麗な大理石のホールといったブダペストのいくつかのロケ地で原作ミュージカルから抜粋された多くの歌を歌いました。.

Youtube 「エビータ」の予告編

映画の舞台はブエノスアイレスでしたから、これらのブダペストのロケ地は全てアルゼンチンを見立てて撮影されています。この映画は、幅広い種類のロケ地を有するブダペストの好例だと言うことができるでしょう。

ベルリンでの戦争とスパイ

2001年、ブラッド・ピットと伝説的俳優ロバート・レッドフォードは、トニー・スコット監督による、CIAのエージェントをモチーフにしたクールなサスペンス映画を撮影するためにブダペストを訪れました。映画の名前は、皆様ご存知の「スパイ・ゲーム」です。


この映画には、ブダペスト中心を流れるドナウ川の堤防が何度も登場します。有名なシーンのひとつに、ピットとレッドフォードが屋上で話し合いをしているシーンがあります。この屋上からはブダペストのシナゴーグやアストリア広場の周辺を見渡すことができいます。これらのロケ地およびブダペストで人気のパーティー会場、Gozsdu-udvarは、映画の中では1970年代のベルリンを演じています。


「善き人」のキャストも、ノスタルジックで、どこか戦争の香りを漂わせるブダペストの雰囲気を利用することができました。

Youtube 「善き人」の予告編

ヴィゴ・モーテンセン主演のこの映画では、ブダペスト東駅は1940年代のベルリンの主要列車駅として使用され、主人公がナチスに捕らえられるシーンにおいては、ハーケンクロイツが飾り付けられました。


驚くべきことに、他にもいくつかのベルリンを舞台とするスパイ映画がブダペストで撮影されています。2010年のサスペンス映画「ペイド・バック」では、スパイに扮したジェシカ・チャステインが死んだはずのモサドのエージェントを探すシーンがブダペスト東駅で撮影されました。


ブダペストは20世紀のベルリンを演じることもできます。どちらも20世紀後半に共産主義の影響下にあったため、建物のデザインは似通っています。例えば、都市内で多くみられる集合住宅のように。唯一の違いは、ベルリンがほぼ完全に改修され、再開発された一方、ブダペストには今もなお20世紀の面影が残っているということでしょう。

紛争時のボスニアでのラブストーリー

アンジェリーナ・ジョリーの監督としてのデビュー作である2011年の映画「最愛の大地」はそのほとんどがハンガリーで撮影されました。この映画はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景としたラブストーリーです。


この感動的な映画では、バラ広場、市民公園の湖、聖エルジェーベト教会、そしてその他多くの場所がボスニアを見立てて使用されました。ジョリーがブダペストを選んだ理由は、市街地の一部の住居の痛んだ壁が、紛争の状況をそれらしく再現すると考えたからです。

ローマで悪魔払い

2010年には、アカデミー賞受賞俳優であるアンソニー・ホプキンス主演の「ザ・ライト_-エクソシストの真実-」の撮影がブダペストで行われました。この映画においては、イタリアの歴史ある首都、ローマに見立てて撮影が行われました。

映画の重要なシーンは、ブダ城、そして、聖イシュトヴァーン大聖堂広場.で撮影が行われました。また、いくつかのシーンは、ブダペストで最も素晴らしいホールのひとつである、旧最高裁判所の壮大なホールで撮影されました。.

サンクトペテルブルクで大笑い

ウディ・アレンは映画の撮影のほとんどをニューヨークで行ったことで知られていますが、1974年にひとつの例外があります。ダイアン・キートンと共演したコメディ、「ウディ・アレンの愛と死」のいて、アレンはいくつかのシーンの撮影地にブダペストを選びました。


映画の舞台は、ナポレオンによる1812年ロシア戦役時のサンクトペテルブルクです。この戦争コメディの屋外のシーンはブダの王宮地区の古い中世の通りで撮影されました。 歴史あるブダペストの国立歌劇場は19世紀のサンクトペテルブルクのオペラハウスに見立てて使用されました。

ボルチモアで逃走中の連続殺人犯

ブダペストはヨーロッパの大都市だけでなく、世界中のあらゆる都市の代役をつとめることができます。

ジョン・キューザックがエドガー・アラン・ポーを演じた、ジェームズ・マクティーグ監督のフィクション映画「推理作家ポー 最期の5日間」では、ブダペストは19世紀のボルチモアを本物らしく演じきりました。舞踏会のシーンは旧最高裁判所で撮影され、キューザックが連続殺人犯を探すシーンには、100年以上前の古い建物が並ぶソビ通りが使われました。19世紀のバルチモアの見た目と雰囲気を作り出すために、映画のスタッフは地面を砂で覆い、通りには馬車を配置しました。


ブダペストのように、多種多様な役をこなすことのできる都市はそう多くはありません。仮にブダペストは個性的な役者ではないとしても、ベルリン、パリを初めとする、世界中のその他の素敵な都市を本物らしく表現することができます。 しかし、ブダペストは器用な「手品師」にはとどまりません。もし、この素晴らしい都市をもっとよく知ることが出来たなら、彼女自身の魅力と潜在能力に気付くことができるでしょう。現に、ブダペストの素晴らしさに影響されて台本を書き換えた「救命医ハンク セレブ診療ファイル」のように、今日ではブダペストそのものを舞台とする制作プロジェクトの数も着実に増えています。

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