ハンガリーでの撮影

ハンガリーでの撮影について、プロデューサーのためのQ&A

映像制作でハンガリーを訪れるにあたって重要となるローカルナレッジ

ハンガリーで制作支援サービスを提供する制作会社として、私たちは世界のあらゆる場所から到着するプロデューサーたちと共同作業を行ってきました。ですから、私たちはクライアントの皆様がハンガリーで不自由なく撮影を行うために、どのような実用的で内輪の知識が必要なのか熟知しています。映像制作のための旅行は典型的な観光のための旅行とは大きく異なります。映像制作者には、あらゆる点において――厄介な問題においても――率直で事実に基づいた情報が必要なのですから。そういうわけで、私たちは最も頻繁に質問されるトピックを集めてみました。

ハンガリーで制作支援サービスを提供する制作会社として、私たちは世界のあらゆる場所から到着するプロデューサーたちと共同作業を行ってきました。ですから、私たちはクライアントの皆様がハンガリーで不自由なく撮影を行うために、どのような実用的で内輪の知識が必要なのか熟知しています。映像制作のための旅行は典型的な観光のための旅行とは大きく異なります。映像制作者には、あらゆる点において――厄介な問題においても――率直で事実に基づいた情報が必要なのですから。そういうわけで、私たちは最も頻繁に質問されるトピックを集めてみました。

ハンガリーは安全ですか?

ハンガリーは安全な国だと自信を持って言い切ることができます。スリやその他の路上犯罪は極めて稀だと言えるでしょう。しかし、2つの事柄に注意して損はありません。通貨の両替とタクシーの運賃です。


ハンガリーの通貨はハンガリーフォリントです。もし現金が必要なら、両替商において世界の主力通貨(USドル、カナダドル、オーストリアドル、ユーロ、日本円など)とハンガリーフォリントの両替を行うことができます。しかし、両替レートは場所によって大きく異なります。私たちはクライアントの皆様には常に非常識な両替レートを採用している空港では両替しないよう薦めています。


また、路上で声を掛けてくる相手との両替を行うことは必ず避けるべきです。個人による両替は違法ということのみならず、両替の対価としてハンガリーでは使用できない第三国の通貨を渡されることも起こりうるからです。


両替の次に危険なのはタクシーの運賃です。ハンガリーでは路上でタクシーを捕まえるべきではありません。どうしても避けられない場合はそのタクシーが正規の会社に属しているのか、まずロゴを確かめましょう。もし非正規のタクシーを利用してしまった場合、正規の運賃の数倍の額を請求されてしまいます。近年、この問題は改善されてきましたが、未だに犠牲者は後を絶ちません。空港においても、運転手の強引なアピールには用心してください。安全に車を手配したい場合、正規のタクシー会社のデスクを通しましょう。

レストランでの習慣

ハンガリーにはハンガリー料理を試すにあたり理想的なレストランが数多くあります。また、世界中のあらゆる料理を提供するその他のレストランも存在します。しかし、高級レストランを利用する際に気をつけておかなければならないのは、ハンガリーでは個別の顧客のために調理を行うので、注文した料理が運ばれるまでしばしば1時間待つ必要があります。これは長い1日の終わりのディナーの場合には許容できるかもしれませんが、緊密なスケジュール内では、休憩時間内に食事を摂れないかもしれません。この様な場合、カフェでのサンドイッチやサラダがより理想的な選択肢となることでしょう。


ハンガリーでは、会計に10%のチップ上乗せして支払うことが一般的です。もし現金で支払う場合、チップを含めた上で、どれだけお釣りが必要なのかウエイターに伝えてください。チップはカードで支払うことも可能です。しかし、会計にサービス料が含まれているかどうかチェックすることは重要です。なぜなら、ハンガリーではチップの代わりとなるサービス料が導入されたため、ウェイターはこのサービス料を(必要最小限の税金が天引きされた後に)受け取ることになっているのです。このサービス料は食事の代金には含まれていませんが、メニューには表示されていなければなりません。しかし、中には不親切な店もあり、サービス料が見えないところに細かく書き込まれていたり、疑いを持たない客からチップを要求するケースもあります。このような事態は数多くの場所、時には一流の有名レストランにおいても起こりえます。騙されないように気をつけてください!サービス料とチップは同じものですから、たとえサービスに満足したとしても、両方を支払う必要はありません。

商店、レストランのアクセス性

ほとんどの商店やショッピングセンターは、平日は朝の8時から夜の8時まで開いており、週末は営業時間が短縮されます。ですから、日曜日に店が閉まって右往左往するという心配はありません。ブダペストの中心地には数多くの24時間営業の店があり、食品やその他の生活必需品を撮影の合間にいつでも購入することができます。一方、地方では、より落ちついた生活習慣のためもあり、営業時間は比較的短いことが多いです。


ブダペストやその他の都市のレストランは通常夜10時から12時の間に終業しますが、ブダペストには日付が変わっても営業している数多くのバーやクラブがあります。


遅くまで営業している特殊な店としては「Nemzeti Dohánybolt」(国営タバコ店)があります。ハンガリーではタバコの販売は国の専売となっており、これらの店でしかタバコを買うことはできません。ユニークなのは、18歳未満立ち入り禁止となっており、店の内部は外から見えないようになっています。この店ではタバコの他にもアルコール、冷たい飲み物や温かい飲み物を買うことができます。

ユニークなハンガリー語

ハンガリー語はユニークな言語です。歴史上、他の言語から独立して発達してきたため、似た言語が存在しないのです。ですから、他の言語を通じてハンガリー語を理解することはできないでしょう。ハンガリー語には、複雑な文法と接尾辞と結びついたユニークな単語があり、独特の発音規則も存在します。ハンガリーのアルファベットは40種類あり、そのうちの14種類が母音です。例えば、「o」には4つのバリエーション(「o」、「ó」、「ő」、「ö」)が存在します。「r」はスペイン語のように巻き舌で発音します。ハンガリー語は、複雑な接尾辞のおかげで、単純な「szent」(聖なる)という単語から44文字もある「Megszentségteleníthetetlenségeskedéseitekért」(あなたたちの神聖さが汚され得ない

という行為のために)という単語を創り出すことができます。この他、面白い早口言葉としては「Te tetted e tettetett tettet? Te tettetett tettek tettese, te!」(このうわべだけの行為をしたのはあなたですか?あなたこそがうわべだけの行いをしているでしょう?)というものがあります。

Youtube ハンガリー語について

Youtube ハンガリー語について(Palvin Barbara)

ハンガリー人

ハンガリー人は他の国の人と比べると悲観的に見られがちですが、これは本当のことではありません。ただ単に少しばかり正直で、感じたことをそのまま表現しやすいだけなのです。ですからハンガリー人とは愛想笑いやおべっかを使わず、正直で的を得たコミュニケーションを行うことが出来るでしょう。このため、ハンガリー人は「正直であること」を評価しますし、「ハンガリーでハングリーですか?」(Are you hungry in Hungary?)といった典型的な冗談は好みません。


ハンガリー人は人をもてなすことが好きで、客人に伝統的な手作りの食事と飲み物を勧めることがあります。彼らのお気に入りは「パーリンカ」という名の蒸留酒で、様々な機会において何度も勧められるかもしれません。重要なのは、少なくとも最初の一杯はいただくことです。さもなければ、侮辱と受け取られるかもしれません。


また、多数の歴史的困難な時代のために、ハンガリーの評価については敏感です。ですから、極めて豊富な知識が無い限りは、トリアノン条約、第二次世界大戦、そして共産主義時代といった極めて複雑な話題には関わらない方が良いでしょう。

ハンガリー人の自意識の中ではハンガリーは小国ではないという興味深い事実は、歴史的に説明することができます。世界大戦以前のハンガリーの領土は現在のものよりも極めて広かったからです。これは私たちにとっても、ハンガリー人とハンガリーについて会話する際に改めて気付かされます。他の要因としては、下の動画を見ていただくとわかるように、世界の主要な発明はハンガリー人の功績と結びつけることができるという事実です。しかし、注意すべきなのは、ハンガリー出身の数多くの発明家・科学者はハンガリー国外で成功を収めているということです。しかし、ハンガリーでの映像産業は多大な成功を収めており、ハンガリーは「世界の中心だ」という意識を強めています。

Vimeo ハンガリー人による発明

ハンガリーでは英語はどのくらい通じますか?

首都ブダペストではほとんどの人が英語を話すことが出来ますが、英語が出来ない人でも外国人とのやりとりをした経験があるはずです。一般的には、若ければ若いほど英語を上手に扱うことができると言えるでしょう。地方においては、英語を高いレベルで話せる人は稀になりますが、ホテルやレストランにおいてはほぼ確実に英語でコミュニケーションできることでしょう。


驚くべきことに、私たちの経験によるとハンガリーの税関職員は基礎的な英語ですら喋りません。外国からの旅行者が空港で必ず遭遇する人物であるにも関わらず、です。ですから私たちは、空港において関税手続きのお手伝いが出来るよう、プロダクション・アシスタントにクライアントの皆様を空港までお送りするようにしています。もしアシスタントが居ない場合でも、カルネを提示し、身振りで切り抜けることもできるはずです。


ハンガリーでの数多くの国際的制作プロジェクトのおかげで、プロのプロデューサーやその他のスタッフは高い言語スキルを持っています。私たちProgressive Productionsのチームは、あらゆる状況において言語によるバリアを取り除き、英語が堪能なプロフェッショナルとあなたを結びつけるためのお手伝いをすることができます。

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