最高のロケ地: オーストリア
映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
伝説的映画におけるザルツブルクとその美しい宮殿
最終更新日: 2020年05月09日
ザルツブルクは作曲家モーツァルトの生誕地として有名であることと同様、1965年に公開されたアカデミー賞受賞の映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地としても有名です。この伝説的映画のための徹底的なロケハンはすでに1963年に着手され、ザルツブルクの数々の美しい場所と豪華な宮殿の中から、最良のものが探し出されました。綿密な調査ののち、監督のロバート・ワイズと制作チームは1964年に撮影を開始し、ザルツブルクで最も素晴らしいロケ地で11週間を撮影に費やしました。トラップ邸の外部のシーンではこの街でもっとも美しい宮殿の2つが使われています。17世紀に建てられ、現在はザルツブルク・モーツァルテウム大学として使われているフローンブルク宮殿はトラップ邸の正面玄関として、そして池を望む美しいテラスはレオポルズクローン城で撮影されました。面白いことに、レオポルズクローン城には「ヴェネツィア風の部屋」と呼ばれる素晴らしい一室があり、トラップ邸の舞踏室は、この部屋をモデルとして20世紀フォックスのスタジオ内に製作されました。有名な「もうすぐ17才」が歌われたあずまやはレオポルズクローン城の敷地内にありましたが、現在はザルツブルク内のヘルブルン宮殿の庭に移設されています。 ザルツブルクのバロック様式の古い街並みはこの映画の中でも重要な役割を果たしました。例えば、マリアが「自信を持って」を歌いながら噴水の水を馬の像にかけるシーンはレジデンツ広場で撮影され、有名な「ド・レ・ミの歌」の一部は、街の眺めが素晴らしいウィンクラー・テラスで撮影されました。しかし、この「ド・レ・ミの歌」での最も重要なロケ地としては、もちろんミラベル庭園を挙げなければいけません。子供たちが歌にあわせて階段を上り下りする印象的なシーンはここで撮影されました。この有名で成功を収めた映画は1965年に公開され、ザルツブルクの申し分の無い美しさを世界に知らしめ、映像制作者にとって最高の撮影地というこの都市の評価を確立しました。
私たちProgressiveはこの映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地で、伝説的女優のジュリー・アンドリュースと共に、20世紀フォックスによる、映画公開50周年を記念したドキュメンタリーの制作に携わる機会に恵まれました。