最高のロケ地: オーストリア
19世紀のセンパー・デポ
雰囲気溢れる鉄柱に囲まれた中庭
最終更新日: 2020年05月09日
オーストリアの歴史的建築様式と内部のネオ・ルネッサンス様式が美しいセンパー・デポはGottfried Semper(王宮、自然史博物館、ブルグ劇場のデザイナー)とKarl Hasenauerによるデザインで1870年代に建設されました。元々建物は、オペラハウスとブルグ劇場での公演のための巨大な背景を描いたセットを収容したり、デザインスタジオやワークショップを設置することが目的でした。この珍しい扇形のスペースのおかげでこのようなユニークな形の中庭が造られ、そのため機能的に4階まで作品を持ち上げることができます。当時の非常に画期的な発明として、建物が鋳鉄製の構造で支えられていることが挙げられます。木製の板と中庭の梁は、6メートルの高さの金属製の柱で支えられています。また、内部には巨大なスタジオルームもあり、お互いに100ものドアでつながっています。建物は何十年も使われていなかったため解体される予定でしたが、建築の重要性から残されることになりました。今では数多くのイベント、コンサート、パフォーマンス、フェスティバルのほかに、ウィーン美術大学のスタジオや美術展などが開催されています。
代表的な映画は2015年の「黄金のアデーレ」でしょう。これはウィーンの複雑な過去を描いた作品で、ここで撮影されました。 またロビー・ウィリアムズの壮大なミュージックビデオ「Lovelight」のロケ地でもあり、パワフルな照明と大勢のダンサー達が劇的な雰囲気を作り出しています