最高のロケ地: オーストリア
ウィーンのアール・デコ様式の映画館
スタイリッシュで歴史的、遊び心のある正真正銘の20世紀の映画の故郷
最終更新日: 2020年05月09日
このレトロな雰囲気溢れる映画館は、1911年から映画をオリジナルの言語で上映していました。建物の内装は典型的な20世紀のアール・デコ様式で、エレガントに湾曲した木製のパネルや美しい壁紙で飾られており、50年代の鏡や外観の特徴的なネオンの看板もそのまま残されています。カーブしたラウンジや雰囲気あるドリンクバー、レトロな座席や照明などが一気に昔にタイムスリップさせてくれます。内部には広々とした上映空間があり、周囲はカーテンに囲まれヴィンテージの椅子が並んでいます。フィルムカジノ映画館は長い歴史の中で様々な上質の自主映画や国際映画を上映してきました。今までにもミケランジェロ・アントニオーニやビリー・ワイルダーなどの映画監督を招いてトークショーを催したり、スラッシュ・フィルム・フェスティバルやシネ・ラティノそしてクィアー・フィルム・フェスティバルを開催するなどしています。
この映画館はユニークな芸術写真や映画制作をサポートしています。例を挙げるとラウラ・リベロのように国際的に評価の高いフォトグラファーもここで現代社会から逃避したような写真集を撮ることに成功しました。もはやこの空間では映画は現実逃避に必要ありません。レトロな内装が十分に夢を見させてくれるからです。