チロル地方の南西部、イタリアとの国境付近に位置するエッツタールには、映像制作者が様々な理由から頻繁に訪れます。ここでは、冠雪した山頂、みずみずしく茂った牧草地、渓流、小川、そして美しい湖のおかげで、多様性に富んだユニークなロケ地が利用可能です。これらのロケ地は、車のシーン、スキー、そしてその他のエクストリーム・スポーツなど、幅広い撮影目的に適しているでしょう。谷から流れ出す急流エッツ川はいかだでの川下りやカヤッキングに適しています。この地域の本当の宝は景観の美しいピブルガー湖とチロル地方で最大落差を誇る滝、シュトゥイベン滝です。この渓谷は、オーストリアで最も高い山の一つである、標高3770メートルのヴィルトシュピッツェのような高い山々に囲まれています。エッツタールのスキーの楽園の中心地はゼルデンで、しばしばアルプス山脈の宝石と呼ばれ、アルペンスキーのワールドカップの開幕地でもあります。森林地帯と氷河の間にはいくつかの素晴らしい道があり、代表的なものは、ヨーロッパにおいて最も高い標高に位置する舗装路のひとつであり、ゼルデンに出発点を持つエッツタール氷河道です。この地域の活発な観光業のおかげで、この渓谷には多くの宿泊施設およびその他の設備があり、またインフラも優れています。つまり、制作プロジェクトにとって最高の環境だといえるでしょう。インスブルックとミュンヘンは近くに位置しているため、撮影に必要な特殊な機材をレンタルすることも容易に可能です。