プラダ - SS19

ショートムービー

プラダの365 SS 2019ウィメンズコレクションは、ブダペストで撮影された5本のパワフルなショートフィルムで披露されました。それぞれのショートフィルムは、映画の名シーンからインスパイアされたものですが、独自の物語やキャラクターがあります。監督はウィリー・ヴァンダピエール、撮影監督はベノワット・デビー、スタイリストはオリバー・リッゾです。Progressive Productionsが地元のプロダクションとロケーションサービスを提供し、138 Productionsによって製作されました。写真とショートフィルムは、2019年2月上旬よりプラダの公式ウェブサイトにて掲載されています。

ファッションと映画の融合は、プラダの365 SS19キャンペーンの中心テーマです。特に映画界とファッション界の間の特別なコラボレーションに焦点を当てたプロジェクトで、世界を代表するファッションブランドの1つと仕事をすることは私たちにとって大きな挑戦でした。アーティストは常にファッションに大きな影響を与え、数え切れないほどの芸術作品やアーティストがファッションブランドのコレクションやキャンペーンビデオに影響を与えました。プラダは映画と非常に強いつながりを持っており、ここ数年でショートフィルムのようなキャンペーン映像を多数製作しています。SS19コレクションの物語は、過去50年間の最も影響力のある映画の重要なシーンに触発されています。今回のキャンペーンに選ばれたプラダのバッグ（Sidonie、Sybille、Odette、Belle、Margit）は、国際的な有名モデル（ジジ・ハディド、フレヤ・ベハ・エリクセン、リウ・ウェン、アノク・ヤイ、マイケ・インガ）と共に中心的な役割を果たしています。

それぞれの物語では、ある有名な映画の思い出に残るシーンをプラダの象徴的なスタイルでほのめかしています。テーマの中心は、キャラクターの変容と個性の二重性です。プラダのバッグでつながっている野生の、臆病な自己。物語があまりに精巧であるため、適切な撮影場所とセットを見つけることは非常に重要でした。5本の映像のうち3本（Sybille、Odette、Margit）はスタジオで撮影され、2本（Sidonie、Belle）は実際にある場所で撮影されました。

ジジ・ハディド主演のSidonieのショートフィルムは、ブダペストの壮大な「フェリヘジ1」空港ターミナルで撮影されました。この非常に優れたバウハウス様式のターミナルビルは、空港の雰囲気と機能性を保ちつつ、他に類を見ない独自の生産的でフレンドリーなロケーションを提供しています。撮影中は建物全体を私たちが独占することができました。

Belleのショートフィルムの主役はトップモデルのアノク・ヤイが演じました。ブダペストの中心部に位置するホテルゲッレールトは、映画「グランドブダペストホテル」の監督であるウェス・アンダーソンなど、数え切れないほどの写真家や映画監督にインスピレーションを与えている場所です。この歴史あるアールヌーボー様式のホテルでは当時約200部屋が既に予約で埋まっていたにも関わらず、およそ140人もの撮影クルーを現場に派遣しなければなりませんでした。エレベーターのシーンを撮影している間は、中央のエレベーターの1つを完全に閉鎖し、完璧な環境で行われました。

ハンガリーには非常に大規模な近代的で設備の整ったスタジオが多数あります。Odette、Sybille、Margitのショートフィルムは、この中でも最も大きいスタジオで撮影されました。OdetteとMargitのセットは典型的なプラダのミニマリストスタイルで表現されていますが、Sybilleのショートフィルムのセットではスタジオの大きさを最大限に活用して、本物の植物を用いてジャングルを作り上げました。プラダのクリエイティブチーム用に完全に分離された専用のワークスペースを組み立てて快適な環境を確保することによって、落ち着いて作業をすることが出来ました。

背景が白のキャンペーン写真も撮影されました。これらはショートフィルムのポスターとしての役割もありました。Progressive Productionsは、5日間の長い撮影のために完璧なプロダクションとサポートを提供することが出来ました。ショートフィルムに関連する写真はここをクリックして見ることができます。