ハンガリーの定番ロケ地
パーストー駅
ハンガリーの田舎にある廃れた駅舎
最終更新日: 2020年05月09日
パーストーはハンガリーでかつて栄えた炭鉱の町でしたが、ここ数十年で産業は徐々に衰退していきました。しかし今でも残る工場や古い駅舎は、撮影用のユニークな背景として大変貴重です。駅の規模は比較的大きい割に、一日に発着する電車は数本しかありません。15本もある線路はほとんど使われていないため、撮影などで利用する場合には簡単に封鎖することができます。電車や人々の往来が少ないおかげで、古びた建物も当時の雰囲気を残したままです。はがれた黄色の塗装やレンガの駅舎、線路の向かいの大きな工場から聞こえてくるノスタルジックな騒音、加えて線路の脇に茂る雑草が更にこの駅の廃墟の雰囲気を高めています。線路の上に高架線が張られていないということも、撮影するにあたって非常に有利になります。これらの利点から、パーストー駅は例えば第二次世界大戦中の駅として、または現代の田舎の駅として様々に活用することができます。
パーストー駅は田舎の小さな駅ですが、プロダクションにとても人気があります。今までにも沢山の映像や写真のプロダクションがこの煉瓦造りの駅舎を選んできました。たとえば、2017年のハンガリー映画「The Whisky Robber」は、この駅で非常に緊迫したシーンを撮影しました。Progressiveは以前、「アルハンブラ宮殿の思い出」というドラマをKisterenye駅で撮影したことがありますが、パーストー駅とKisterenye駅は外観やその他の特徴がとても良く似ています。