ハンガリーの最高のロケ地
旧最高裁判所
壮麗な大理石のホールを持つ建物
最終更新日: 2022年06月13日
この素晴らしい旧最高裁判所は、ハンガリーの建国1000年を祝う建物のひとつとして建てられました。当時最高の建築家のひとりであったハウスマン・アラヨシュ(HAUSZMANN Alajos)は、「記念碑的でありながらも節度のある」建物を設計するという課題に直面しました。建物の規模はきわめて大きく、正面幅は125メートルで、総面積は6400平方メートルもあります。天井高24メートルの大ホールは、その色彩豊かな大理石の床、金で装飾された壁面と巨大な天井のフレスコなどと共に、映像制作者を惹きつけてきました。20世紀初頭に裁判に使われた法廷は当時の趣きをそのまま残しています。この建物は1973年からブダペスト民族博物館として使われています。
マドンナ主演の「エビータ」や、ラルフ・ファインズ主演の「サンシャイン」、アンソニー・ホプキンス主演の「ザ・ライト -エクソシストの真実-」では、カトリック教会堂の設定で使われ、2012年の映画「推理作家ポー 最期の5日間」では舞踏シーンの撮影が行われました。新しいTVシリーズの「ドラキュラ」には宮殿の設定で使われています。2015年の「スパイ」ではパリ、「インフェルノ」ではイタリアのヴェッキオ宮殿、2017年のスパイ映画「アトミック・ブロンド」ではロンドンのM16の本部となりました。宮殿は2016-2017年のファンタジーシリーズ「エメラルドシティ」では幻想的なロケ地になりました。