クレジット
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ブランド:
- Calliope
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アートディレクター:
- Alice Angelini
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スタイリスト:
- Francesca Crispo
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プロデューサー:
- Fabio Negro Coussa, Giada Mordini
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写真家:
- Andrea Gandini
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映像:
- Paolo Tarantini, Giacomo Tonucci
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プロダクション:
- Hotel Production
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ブダペストでのプロダクション:
- Progressive Productions
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撮影場所:
- ハンガリー - ブダペストの通り、ブダ城、橋
© すべての権利は関係各社に帰属します。
イタリアのファッションブランドCalliopeは、従来のF/WやS/Sといったシーズン区分だけに頼らず、明確にテーマを据えてキャンペーンを構成しています。こうしたテーマ性のあるアプローチは、多様な建築様式が共存する都市である ブダペスト と非常に相性が良く、本プロジェクトの初期段階から私たちの企画・制作方針にも大きな影響を与えました。
今回の写真撮影における私たちのアプローチの核となったのが、ロケーション部門が長年にわたり磨いてきた「ロケーションエリア」手法です。個々の撮影地を独立したポイントとして扱うのではなく、複数のテーマに適した場所へ単一の拠点から効率的にアクセスできる、都市内のコンパクトなエリアを設定することで、撮影をより効率的に計画し、1日の撮影価値を高めることが可能になります。
コレクション自体を主役に据えながら、街の持つ都市の躍動感も撮影の一部として捉えました。
キャンペーンには「Evento Serale」「Back to Work」「Edge Culture」「Western Urban Style(Urban Prairie Reverie)」といった複数のテーマがあり、それぞれ異なるビジュアル環境が求められました。ロケーションエリア手法と少人数クルーならではの柔軟性を組み合わせることで、これらすべてのテーマをスムーズな単一ユニット体制でカバーすることができ、クリエイティブ性を損なうことなくコスト効率の高い撮影を実現しました。
多くのプロダクションが ブダペスト を選ぶ主な理由のひとつに、世紀転換期の壮麗な建築群が挙げられます。こうした都市の特徴は、よりエレガントなアイテムを引き立てる「Evento Serale」テーマと理想的に調和しました。さらに、典型的な秋の色調と相性の良い自然なカラーパレット、金属製の古典的な橋、そして背景として存在感を放つドナウ川も、このテーマの重要な要素となりました。
ブダの王宮地区は「Evento Serale」テーマにふさわしい洗練された石造りの背景となり、キャンペーンのエレガントな美学と美しく調和しました。
一方で「Back to Work」テーマでは、ブダペストのあまり知られていないモダンな側面を強調することができました。大規模な近代的ビジネス地区こそ存在しないものの、点在する現代的エリアや複合施設は多数あります。ロケーションエリア手法のおかげで、こうした最適なモダンスポットを撮影日に効率的に組み込むことができました。
今回のプロジェクトは、ブダペストが多様な撮影に適していることを改めて示す好例となりました。その独自のスタイルに加えて、適切な制作アプローチを用いることで、この都市が持つさらに多くの魅力を引き出すことができます。ハンガリーのその他の強みも含めて考えると、この国が写真撮影において人気のある選択肢である理由は明らかです。
次回の撮影地としてブダペストをご検討中でしたら、ぜひ私たちにお任せください。
こちらのメールアドレスまでお気軽にご連絡ください:
info@progressiveproductions.eu
















